【体験レビュー】三井住友「かぞくのおさいふ」|子供用プリペイドカードを使ってみた
ANA JCBプリペイドの代わりに「かぞくのおさいふ」を使ってみた|子供用プリペイドカード体験記
三井住友カード(VISA)が提供する「かぞくのおさいふ」は、小学生・中学生・高校生の子どもにも安心して持たせられる仕組みが整っています。
この記事では、実際に使ってみた体験をもとに、「かぞくのおさいふ」の特徴・メリット・注意点をわかりやすく解説します。
「かぞくのおさいふ」はどんなサービス?
家族で使える三井住友のプリペイドカード
「かぞくのおさいふ」は、三井住友カードが提供する家族向けのプリペイドカードサービスです。
- 家族それぞれに専用のプリペイドカードを発行
- 親は、自分がもともと持っているクレジットカードやネットバンキング口座からチャージ
- チャージされたお金は「共通のおさいふ」に入り、そこから子どもたちが使う「個別のおさいふ」に移動して使う
- アプリで残高や利用履歴の確認も可能
公式サイトにも概要は記載されていますが、イメージしづらく少し分かりにくい部分もありました。
そこで、実際に使ってみた体験をもとに、仕組みを図解付きでわかりやすく整理してみました。
かぞくのおさいふ|公式サイト(三井住友カード)
実際の構成はこうなっている
共通のおさいふと個別のおさいふの関係
- 親がチャージするのは「共通のおさいふ」です。
- チャージ元は、親がもともと持っているクレジットカードやネットバンキングです。
- 共通のおさいふにチャージされた残高は、プリペイドカード①と②、両方から利用できます。
- 子どもが使うのは、個別のおさいふです。
- 個別のおさいふの残高は、それぞれプリペイドカード③と④に紐づいていて、個別に利用できます。
つまり、
- 親は共通のおさいふ(プリペイドカード①・②)を使う
- 子どもは個別のおさいふ(プリペイドカード③・④)を使う
という明確な使い分けができる仕組みになっています。
アプリアカウントはプリペイドカード単位で管理
- アプリへのログインはプリペイドカードごとに行う
- 親は共通のおさいふ用のプリペイドカードに対応するアカウントを作成
- 子どもも各自のプリペイドカードでアカウントを作成して使う(実際は親が操作して作る)
- アプリアカウントはプリペイドカードごとに独立しているため、家族全員のIDを管理する必要があります。
親ができること、子どもができること
操作の違いまとめ
操作内容 | 親アカウント | 子どもアカウント |
---|---|---|
チャージ | ○(親が持つクレカ・ネットバンキングから) | ✕(実質不可) |
残高移動 | ○(共通⇄個別) | ○(自分→他家族) |
利用履歴の確認 | ○ | ○ |
支払い | ○(共通のおさいふ用のプリペイドカード) | ○(個別のおさいふ用のプリペイドカード) |
親が使う分にも、子どもに渡す分にも、同じサービス内で完結できるのが便利です。
また、親アカウントは共通と個別のおさいふ間で両方向に残高移動ができるため、状況に応じた柔軟な運用が可能です。
注意点と活用のコツ
利用前に押さえておきたいポイント
- チャージは親のクレジットカードやネットバンキングからのみ:「かぞくのおさいふ」のカード自体ではチャージできません。
- アカウントはプリペイドカードごとにログイン管理:家族全員分のIDとパスワード管理が必要です。
- チャージ後は「残高移動」を忘れずに:共通のおさいふにチャージしただけでは、子どもの個別のプリペイドカードでは使えません。
実際に使って感じたこと
手軽な送金と安心感が魅力
実際に「かぞくのおさいふ」を使ってみて、特に便利だと感じたのは、アプリから手軽に子どものおさいふへ送金できることです。
毎回銀行に行ったり、ATMを探したりする必要がなく、外出先でもスマホひとつですぐに対応できるので、とても助かっています。
また、高校生だけでなく中学生の子どもでも利用できるようにになっている点もプラスでした。
学校の購買や日常の支払いを任せるのにちょうど良く、必要な範囲内で自由に使わせることができます。
小学生には向き不向きも
「かぞくのおさいふ」は小学生からも利用可能ですが、個人的にはこの年代ではまだ現金を使わせた方が良いと感じました。
実際にお金を手に持ち、支払ったりお釣りを受け取ったりする経験を通して金銭感覚を養うには、現金の方が向いていると思います。
ただし、高額の現金を持たせなくて済むという安心感は非常に大きなメリットです。
学校の遠足や友達との遠出など、用途が限られたシーンでは、「かぞくのおさいふ」を持たせることで、保護者側も安心して送り出すことができます。
決済機能や残高管理の便利さも実感
さらに、Visaのタッチ決済に対応している点も非常に便利だと感じました。
これまで使っていたANA JCBプリペイドカードではタッチ決済が使えなかったため、お店での支払いが非常にスムーズになったそうです。Apple Payも使えます。
加えて、子どもの個別のおさいふから共通のおさいふに残高を戻すことができる仕組みも地味に便利です。
また、夫婦で共通のおさいふを共有しながら支出管理をするという使い方も可能で、子どもだけでなく、大人も充分活用できます。
まとめ|「かぞくのおさいふ」は親子で使いやすいプリペイドカード
最初はやや複雑に感じますが、使い方を理解してしまえば非常に便利です。
共通のおさいふと個別のおさいふを意識した管理ができれば、親子で安心してキャッシュレス生活を始めることができます。
子ども用プリペイドカードを探している方は、ぜひ検討してみてください。
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