【体験レビュー】三井住友「かぞくのおさいふ」|子供用プリペイドカードを使ってみた

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ANA JCBプリペイドの代わりに「かぞくのおさいふ」を使ってみた|子供用プリペイドカード体験記  三井住友カード(VISA)が提供する「かぞくのおさいふ」は、小学生・中学生・高校生の子どもにも安心して持たせられる仕組みが整っています。  この記事では、実際に使ってみた体験をもとに、「かぞくのおさいふ」の特徴・メリット・注意点をわかりやすく解説します。 「かぞくのおさいふ」はどんなサービス? 家族で使える三井住友のプリペイドカード 「かぞくのおさいふ」は、三井住友カードが提供する家族向けのプリペイドカードサービスです。 家族それぞれに専用の プリペイドカード を発行 親は、自分がもともと持っているクレジットカードやネットバンキング口座からチャージ チャージされたお金は「共通のおさいふ」に入り、そこから 子どもたちが使う「個別のおさいふ」 に移動して使う アプリで残高や利用履歴の確認も可能 公式サイトにも概要は記載されていますが、イメージしづらく少し分かりにくい部分もありました。 そこで、実際に使ってみた体験をもとに、仕組みを図解付きでわかりやすく整理してみました。 かぞくのおさいふ|公式サイト(三井住友カード) 実際の構成はこうなっている 共通のおさいふと個別のおさいふの関係 親がチャージするのは「共通のおさいふ」 です。 チャージ元は、親がもともと持っているクレジットカードやネットバンキングです。 共通のおさいふにチャージされた残高は、プリペイドカード①と②、両方から利用できます。 子どもが使うのは、個別のおさいふです。 個別のおさいふの残高は、それぞれプリペイドカード③と④に紐づいていて、個別に利用できます。 つまり、 親は共通のおさいふ(プリペイドカード①・②)を使う 子どもは個別のおさいふ(プリペイドカード③・④)を使う という明確な使い分けができる仕組みになっています。 アプリアカウントはプリペイドカード単位で管理 アプリへのログインはプリペイドカードごとに行う 親は共通のおさいふ用のプリペイドカードに対応するアカウントを作成 子どもも各自のプリペイドカードでアカウントを作成して使う(実際は親が操作して作る) アプリアカウントはプリペイドカードごとに独立しているため、家族全員のIDを管理する必要があります。 親ができること、子ども...

Jamf Nowで子供のiPhone管理

子供向けのiPhoneの設定についてはこちらに書いていますが、制限を直す度に、MacとiPhoneを接続して構成プロファイルをインストールするのは面倒です。
そこで私はJamf NowというApple製品のモバイルデバイス管理(MDM)のツールを使っています。

Jamf社はJamf Nowというチームまたは小企業向けの製品と、企業向けのJamf Proという製品を出しています。

子供向けの制限をかけるだけであれば、Jamf Nowで十分ですし、3台まで無料アカウントで使えるので大変便利です。
4台以上になると、1デバイスあたり$2/月かかるので少し注意が必要です。



登録が終わったら以下のようが画面でデバイスを管理していくことになります。

image of jamfnow screen


以下にJamf Nowで出来ることをピックアップして載せておきます。

Jamf Nowで出来ること


  • Blueprintごとにデバイスを設定する
  • アプリをリモートでインストール
  • Wi-Fi設定
  • 各種制限の設定
  • 壁紙の設定

BluePrintごとにデバイスを設定する


Jamf Nowでは、端末に直接設定を定義していく訳ではなく、デバイスに適用する設定の雛形(Blueprint)を作ります。
その雛形を登録したデバイスに適用していくことになります。
そのため、1つのBlueprintを複数のデバイスに適用していた場合、1つのデバイスで変更した制限が、他のデバイスにも反映されます。
アプリの使用可否や制限は、デバイスごとというよりも子供ごとに設定することが多いと思いますので、 Blueprintは子供ごとに作るのが良いかと思います。

image of jamfnow screen


アプリのリモートインストール


iPhoneまたはiPadのアプリ かつ 無料アプリの場合、Jamf Nowからデバイスへアプリをリモートでインストールできます。

Jamf Nowへアプリ登録


手順は大きく2つあり、まず最初にJamf Nowのライブラリにアプリを登録する必要があります。
アプリを登録するには上から2つ目の「App」のメニューから実施します。

image of jamfnow screen

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次に、Blueprintへアプリを追加することによって、適用されているデバイス全てへアプリが配信されます。

image of jamfnow screen

image of jamfnow screen

image of jamfnow screen

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各種制限の設定


個人的にはメインの機能となる各種制限の設定はこちらのメニューから実施していきます。同じ制限でもこちらと若干表記の違いがありますが、ほとんどの制限事項で参考になると思います。

image of jamfnow screen

Wi-Fi設定


当然のことながらWi-Fiの設定もできます。
上記設定の中にある「Wi-Fiホワイトリスト」や「Wi-Fiを強制的にオン」などと組み合わせると良いかもしれません。
モバイルネットワーク越しでも設定が反映出来るため、構成プロファイルだけで設定する場合は避けた方が良いと思っている「Wi-Fiホワイトリスト」を適用してもあまり問題はないと思います。

image of jamfnow screen

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壁紙の設定


構成プロファイルで出来ない機能の一つが壁紙の設定です。
壁紙の変更は子供たちからのリクエストも多く、このツールであれば比較的簡単に壁紙変更が出来るので重宝しています。

image of jamfnow screen



デバイスの登録はオープン登録が便利


デバイスの登録はオープン登録が便利です。
生成したQRコードを登録したデバイスで読み込めば、リモートデバイスのプロファイルをダウンロードすることが出来ます。

image of jamfnow screen

image of jamfnow screen

image of iPhone screen



ダウンロードした構成プロファイルをインストールすることでデバイスがJamf Nowに登録され、上記で設定した内容が反映されます。

image of iPhone screen

image of iPhone screen

image of iPhone screen

image of iPhone screen


まとめ


構成プロファイルをインストールするために、都度Macと接続しなくて良いのはとても便利です。
本当はHPに記載のある通り、ビジネスチームや小規模企業向けのサービスだと思うのですが、家庭での利用も可能です。

ただ、子供向けの設定以外、Wi-Fiの設定をリモートで行うくらいしか思いつきませんが・・・笑


2021.2.28追記

最近、Standardプランに加え、Plusプランが出ました。
Plusプランでも3台までは無料で利用できます。
最大の特徴はカスタムプロファイルも配布できるようになったところです。
設定できる項目はJamfだけでも十分あるのですが、カスタムプロファイルが利用できることでさらに細かい管理ができるようになりました。

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